今回のスイス里帰り、決断にはかなりの葛藤がありました。
父子時間
理由はもちろんコロナ。やっぱりコロナが怖い気持ちが抑えられなくて。2020年パンデミックが始まった時は、ロックダウンが解除されても公衆の場には数か月間、買い物さえネットショッピングに頼って出かけることのなかった我が家です。マスク着用が任意になっても、ワクチン接種を完了しても、ずーっとマスクは着用し続けてきた我が家です。やっぱり海外旅行は怖いなと。
80代の義両親とハイキング
万が一私達がコロナを義両親に持って行ってしまったら80代の彼らはどうなってしまうのだろうか、結論の出ない心配ばかりする自分がいる一方で、もう80代になってしまった義両親だって、いつまで元気でいられるか分からないのだから、行ける時に行って、楽しい時間を過ごしたいという気持ちも強くて。大げさだけど、一か八かの賭けの気持ちで決断をしたのでした。
結局、コロナも風邪も怪我もなく、とても充実した旅行と家族の時間を過ごすことができたので、全ての心配はいい意味で稀有に終わり、結果オーライとなったのは、本当にラッキーでよかったなと心から思います。(だって、周りは、この夏、旅行でコロナになってしまった、という話ばかり聞いていたので!)
毎晩の日課、ボードゲーム
そうは言っても、義両親の加齢をひしひしと感じた滞在でもありました。義母の怪我の後遺症や義父の運転免許返納がそろそろ近いことを聞かされ、いつか分からない「次」は、元気な義両親に会えるのだろうかと、(また私の悪い癖である)心配が頭をよぎります。
私の両親は既に他界してしまっているので、息子にとっては唯一の祖父母です。この「家族の絆」を息子に引き継いでいけるよう、また次回のスイス里帰りを近いうちにまた実現させたいなと思います!
男三世代、最後の夜
空港まで電車で送ってもらい、いつもの如く、涙・涙・涙のお別れでした。息子にとっては祖父母・伯父、そして家族との濃密な楽しい夏休みの思い出になったと思うし、夫と私にとっても、心も身体も癒された里帰りでした。3年ぶりの里帰り、もてなしてくれた義両親に感謝!ありがとうございました。また行きます!
<旅行記、完>
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