今年は暖冬だと思っていたコロラドも少し前に大寒波が押し寄せて、我が家の辺りはなんと、摂氏マイナス25℃を記録!!コロラドに引っ越してきてかれこれ15年ですが、一番寒い日だったように思います!

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松の木にできたツララ

さすがにこれだけ寒いと、犬も足が痛くてすぐに歩けなくなるし、人間も肌や鼻の孔が痛くなるので、必要最低限の外出以外はただただ家にこもる日々です。

こういった寒さに備えた家屋が建てられているコロラドでも凍結による水道管破裂が近隣でも起こりました。なので、そういった寒さを想定していないテキサス州もこの寒波に襲われてしまい、大きな災害となってしまっているのは本当に気の毒です。一方で、電力供給が政治的主導で民営化されたことも大きな仇となっているという見解もあって、被害は結局住民がこうむることになるのだと憤りを感じます。

私自身も豪雪地帯で生まれ育ったので、両親からは寒さによる水道管破裂の恐ろしさは何度も聞かされて育ちました。実家では気温が氷点下に下がる時は家じゅうの全ての水道を「チョロチョロ」と流したままにする、という対策をとっていました。こちらの家の暖房は、セントラルヒーティングシステムといって、温かい風が家じゅうに回る設備なので、我が家の場合は冬は夜間も温度を下げて、その温度以下になると暖房が稼働する設定にしています。今回の寒波時は、その温度をいつもより数度上げる対策をとりました。ちなみに暖房の熱源は我が家の場合電気ではなく、天然ガスなので、その点コロラドはコストも低く済んでラッキーだと思います。

そんな中、大学の対面授業が先週から再開しました。それに伴って、私は11ヵ月ぶりの教室授業に戻りました。教室はこんな感じ↓

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社会的距離を保った机の配置

アメリカは、州や地方自治体に大きな権限がある関係で、学校の開校に関する方針やルールはどこに住んでいるかによって全然違うし、大学も方針は学校ごとに全然違います。先学期なんて、全米の大きな学校はほとんどがオンラインのみの実施だったにもかかわらず、うちの大学は対面授業を強行し、結果、パーティー好き&無責任な大学生のせいでクラスターがあちこちで起こり、そのせいで市中感染率も上がり、レストランの運営や幼稚園や小中高が閉鎖に追い込まれる事態になりました。そのせいで、地元の保健所から大学が大目玉をくらった、と聞いています。

今学期はその反省も活かして?大学は学期開始は全クラスオンラインで、途中から可能な範囲で対面授業が再開する、という運びとなり、構内での検査提供が拡充され、学生への指導も強化されているようです。ただ、同僚の先生方の対面授業は学生側が拒否したりで、オンライン授業継続が次々に決まっていったんですが、何故か私の担当学生は対面授業に乗り気で、移行することが決定、私も先週から週に2回の対面授業&2回のオンライン授業のハイブリッド授業となっています。久しぶりの教室授業がとっても新鮮ですね♬ もちろん、自分がいつ感染してしまうか、それを家に持ち帰ってしまうのではないかという怖さもあるので、細心の注意を払って仕事をしていかなければならないと覚悟をしています。

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生活の必需品

一方で息子は今もオンライン授業を継続中・・・去年は3月に入ってすぐにインフルエンザに感染してダウン、入院・・・涙 そして、そのままパンデミックが始まったので、学校から遠ざかってかれこれ1年、本当に長い歳月です。勉強の遅れはもちろんだけれど、社会生活の欠如が今後、大きな影響としてのしかかってくるかもしれませんね。本当にかわいそう。でも、今はただひたすら耐える時。

コロラドでは着々とワクチン接種が進んでいて、もうすぐ80代に突入するお隣さんご夫婦は既にファイザーのワクチンを2回とも接種を完了したそうです!知り合いの看護師さんはもちろん、小中高で教員をしている友人や、息子の学校の先生方も、1回目の接種を先日終えたと言っていました。残念ながら大学教員は優先接種の職種ではないので、私も夫もおそらく夏ぐらいかなということで、まだまだですね(汗)

そうそう、スイスの両親も先日1回目の接種を受けられたそうです。ちなみにモデルナ製!

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我が家のカレンダー:コロナ対科学者の腕相撲!

子ども向けのワクチン接種が可能になるのは2022年の前半になってしまうとこの前のニュースでドクター・ファウチが言っていて、普通の生活が戻るには、あ~まだまだなんだろうなとも思います。それでもやっぱり健康には何事もかえられないわけで、今はできることをするだけ。安全に生活すること、そして、それでもできるだけ楽しめることを考えてやっていくことに注力していこうと思います!


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マーモットさんもね~

どんなにうちらに怒られてばかりでも、いつも明るく過ごしてくれる息子に感謝~笑