先週の金曜日の早朝、強力なジェットストリームの影響で、ボルダー近辺に強風突風が吹き荒れ、我が家の屋根一部が吹き飛ばされてしまいました。

roof1

roof2

早朝5時半くらいから7時くらいの短時間だったのですが、突風は風速120マイル(200キロメートル近く)もいったと思われます。

西側の屋根瓦、それを張り付けている木枠やベニヤ板ごと吹き飛ばされ、剥がれた瞬間に寝室の壁や地面に叩きつけられたので、轟音によって目を覚まされました。

窓から見えた、大きな木や板が飛ばされている光景は、本当に悪夢と恐怖でした。屋根が飛ばされたということは、天井が壊れ、壁がなぎ倒され、家ごと持って行かれるということです。まるで、オズの魔法使いの竜巻のシーンですね。

怖くて泣き叫び、抱っこをせがむ息子を励ましつつ、夫婦二人で急いで貴重品類の荷造りをし、7時過ぎに車で家を出て大学の私のオフィスへ避難したのでした。

状況が分からず着の身着のまま避難したのですが、風が落ち着いた後戻ってみたところ、↑こんな状態で、とりあえず家屋の損壊は免れたことを知り、ホッとひと安心。屋根は無残な状態ですが、窓が割れなかったこと、家屋が無事だったことは不幸中の幸いだったし、何より、私たちが無事だったこと、本当に良かったです。

当日は私は仕事が休みの日だったのですが、夫は授業の日、でも代講を頼むことができたので、保険会社とのやり取りや片付けに追われました。翌日の土曜日は私も仕事を休み、家の周り中に散らかった屋根瓦と木枠の回収に精を出しました。

roof3
回収作業中↑瓦礫は100メートル近く飛ばされたものもあり

roof4
重くて一人では持てない木枠もあり

roof5
回収した屋根瓦、まだ途中ですが

重くて一人では持てないものもあるほど。突風の威力を思い知らされています。山の急斜面での瓦礫の回収作業は、まるで筋トレ!私も夫もただ今全身筋肉痛中です(汗)

悪いことは重なるもので、ここ数週間息子の体調が優れず、夜中にクループで眠れない日が続いていた時の被災でした。私も夫も息子の風邪がうつり、でも休むこともできず、今は屋根の応急処置のせいで暖房も使えない状況なので、なんだか風邪も悪化。夫婦二人でぐったりしているのですが、息子は少しずつ回復に向かっているので、それが救いかな。

これから保険会社の調査が入ったり、屋根修理の見積をとって入札させて等の業者とのやり取りで大きな時間が奪われることになるし、保険会社はどこまで修理費用を払ってくれるのか、来年から保険料はどれくらい値上がりするのか等、心配の種は多々・・・。それでもやるしかないのだけどね。

2008年の暮れに買ったこの家ですが、2010年の山火事、2013年の洪水、そして今回の強風被害と三度目の被災です。ここは山だから竜巻被害は無いと踏んでいたのですが、それに似た被害に遭ってしまいました。天災はやっぱり恐ろしい。そんな教訓です。